【傷病手当金】申請書と診断書の違いを解説!

傷病手当金支給申請書(以下、申請書)と診断書について混同しておられるケースが多くあります。スムーズな受診と発行依頼を助け、余分な出費を避けるため両者の違いを整理いたします。

まずは比較表をご覧ください

申請書診断書
正式名称(健康保険)傷病手当金支給申請書
(傷病手当金請求書の場合もあり)
診断書
用途傷病手当金申請のため会社提出用、社会保険/民間保険用
他にも様々
傷病手当金申請に必要か必要不要(ただし、初回申請前と退職前には取得を推奨)
様式はどこでもらえる?保険者(協会けんぽ、健保組合等)病院の任意様式
いつ発行してもらえる?受診日と受診日の間
過去に向かって証明
発行に即日~3週間程度要する
受診日から
未来に向かって記載
原則即日発行
かかる費用多くの場合100円~300円
(保険適用、1~3割負担の場合)
病院による
(平均2,000円~4,000円程度)

おおよそこの通りになります。

申請書は傷病手当金申請に必ず必要なので申請する度に手配が必要。
申請したい期間が終わってから発行してもらって下さい。

診断書は傷病手当金申請に必須ではありませんが、必要に応じて発行依頼をして下さい。
(傷病手当金申請とは別に、会社の労務管理上求められる場合もあります)
傷病手当金と診断書の関係については以下記事でも解説していますので、よければご覧ください。

【傷病手当金】受診時の注意点:病院・医師が証明してくれないリスクを減らすためにできること

以下記事にて、傷病手当金申請書の4ページ目「療養担当者記入用」(以下、申請書の医師証明)にて労務不能であることを証明してくれない事態になると大変であることをご説…

まとめ

申請書と診断書の違いについてイメージできましたでしょうか?

上記も参考にしながら、それぞれを適切なタイミングで記載依頼の方していただけますと幸いです。

両者の違いの他、進め方などにご不安な部分ありましたら、お気軽にご相談ください。
弊所に依頼いただけましたら、スケジュール案提示の上で進めさせていただきます。

お問い合わせ、お待ちしております。

執筆:クレイド法務事務所 代表
   社会保険労務士 前田 健